退去時のオーナー負担はどこまで?
みなさん、こんにちは。アイルの藤です。
本日は、ある単身物件で退去精算した時のことを触れていきます。
工事見積書を送ったとき、オーナー様からビックリした様子でお電話がありました。
『合計金額がマイナスになってるけど、内装代は払わなくていいの?』
『はい、今回は、お客様から故意過失請求しておりまして、
内装代よりも上回ったため、差額分を入金いたします。』
『そうなんだ。そもそも、不動産会社は、故意過失請求してるのかな?
アイルさんで初めて聞いたからね~。・・・』
という会話が続きました。
本来、故意過失請求は不動産管理会社の業務として行うべきだと私は思ってます。
もちろん、会社により都合はあります。
それでも、オーナー様の物件をお預かりしている以上、
オーナー様の負担を極力無くして
オーナー様へは沢山の収益を上げてもらうことが管理会社として大切な役割だと考えております。
上記のケースは、たまたまオーナー様にプラスになったので、その分は
もちろん入金します。次回の内装などに充てて頂ければと考えております。
退去精算は入居者とやり取りしたり、部屋の中をしっかり確認して、
【経年劣化】か【故意過失】、か判断する必要があるため、時間がかかります。
そのため、多くの会社では、全てオーナー負担で済ませてしまい
全額オーナー負担となってしまっているケースが多いようです。
実際に、弊社へ管理が切り替わる理由も、『いつも内装代が高い!』と
不満を持っているオーナー様が多いです。
また、入居者の方が長くお住まいされて【故意過失】も無く、
【経年劣化】で床や壁など傷んでいる場合はオーナー様の負担となります。
その見極めを管理会社がしっかり行う必要があります。
これからも、オーナー様に喜んでもらえるよう、退去精算はしっかりやっていきます!