空室対策について(2)
こんにちは。アイルの藤です。
前回のおさらいで、
空室を埋めるためには、大きく3つの対策が考えられるとお伝えしました。
A.現状のまま募集する
B.家賃や条件を下げて(変えて)募集する
C.リノベーション工事等によって価値を高め、適正な条件で募集する
上記3つのどれが1番良いというわけではなく、オーナー様の考え方や状況に応じて変わってまいります。
そこで、下記についてお話させていただきました。
A.現状のまま募集する
現状のままで決まらないとなると、いくつか原因が考えられます。
・インターネット等で上手く募集されていない
・部屋が汚れたままで、清掃や内装などが進んでいない
・管理会社が土日祝日休みで、お部屋が見れない
本日は、【B.家賃や条件を下げて(変えて)募集する】についてです。
家賃や条件を下げるケースは、大抵、近隣と比較して、家賃や条件が高めで決まらないことが多いです。
オーナー様としては避けたいところですが、現在競争が激しい中でお部屋を埋めるために家賃や条件を下げることも手段だと考えております。
ただし、弊社の場合は必ず市場調査を行い、ただ家賃や条件を下げるのではなく、条件を変えることでお部屋が埋まるケースもご提案しております。
例えば、弊社で管理している和白のアパートです。
2DKタイプが6部屋で、常に半分は空いている状況で弊社へ管理変更の依頼を受けました。
築25年くらいの古いタイプで、当然家賃を下げることが無難と考えてしまいます。
しかし、実際にお部屋を拝見すると、とても素敵なお部屋で場所も閑静な住宅街で、のどかなところなので、下げるのはもったいないと思いました。
そこでご提案した内容が、ペット可にするという条件です。
周辺が全くペット物件がなく、希少物件として反響が増えると考えました。
その結果、半年で満室となり、今でもずっと満室の状態です。
もちろん、入居者へのペット飼育になる旨も確認とり、条件も礼金を取る形にしました。
建物の古さだけで判断するのではなく、必ず建物の状態やその近隣状況に応じて管理会社は提案する必要がございます。
繁忙期まで残り1月半となりました。
この繁忙期だからこそ、やれる対策はいくつもございます。
どうすれば良いのか分からないとご質問もいただきますので、
是非一緒に空室対策について見直してみましょう!
次回も、【B.家賃や条件を下げて(変えて)募集する】についてお話します。